人間いつ死ぬかわからないし、
デスクはキレイにしておこうかと。
デスクはキレイにしておこうかと。

[ プロフィール ]
工事部
村上 貴之
工業高校設備科卒で、設備の道へ一直線。設備の専門家歴は長いものの、
TAKEMURA入社は3ヶ月目の自称「ヒヨッコ」。
せっかちで合理的な行動の裏には、
現場と仲間を想う気持ちが見えてきます。
- 村上
- (キョロキョロ……)
- ――
- どうされました?
- 村上
- ああ、すみません。
 私ちょっとせっかちなもんで。
 早く始まらないかなと。
- ――
- おっと、それはすみません。
 早速始めましょう!
 よろしくお願いいたします。
- 村上
- よろしくお願いいたします。
- ――
- せっかちなんですね。
 昔からですか?
- 村上
- 昔からですね。
 何でも無駄なく
 最短距離が好き。
 歩くのも早いです。
- ――
- すごい。せっかちだ。
- 村上
- 電車を待つ列も
 いちばん前に並びたくて。
 最初に電車に乗りたいんです。
- ――
- すごい!せっかちだ!(笑)
- 村上
- よく言われます(笑)。
- ――
- じゃあ、
 インタビューもサクサク
 進めて行きましょう。
 村上さんは転職で
 TAKEMURAへいらしたんですよね?
- 村上
- そうですね。
 ほんの3ヶ月前くらいなんです。
- ――
- つい最近なんですね!
 前職はどんなお仕事を?
- 村上
- TAKEMURAと同じく、
 設備系に強い建設会社に
 勤めていました。
 そこには9年在籍して。
 工業高校の設備科卒なので、
 ずっと設備系ですね。
- ――
- 最短距離で設備業界ですね!
- 村上
- たしかに
 最短距離ですね(笑)。
- ――
- 設備への興味のきっかけは
 どんなことだったんでしょうか。
- 村上
- 最初は単純な興味だったと思います。
 設備ってよく知らなかったけど、
 そこに関してわざわざ学科が
 ひとつあって、
 それ何なんだろうと。
- ――
- なるほど。
 そこからずっと設備の道に。
- 村上
- はい、そうです。
- ――
- TAKEMURAへの
 転職はどんなことが
 きっかけですか?
- 村上
- エージェントの方から
 こういう会社興味はないかと聞かれたのがキッカケです。
- ――
- なるほど!
- 村上
- TAKEMURAのことを
 紹介されて、すぐに面談。
- ――
- スピード感ありますね。
- 村上
- 新しいことに
 挑戦しようとしている
 会社なんだ!って、
 お話の熱量に圧倒されて、
 入社を決めました。
- ――
- 迷いなく、即ですか?
- 村上
- いえいえ、かなり迷いましたよ。
 半年くらい考えた。
 でも最終的には、
 ひとつの会社だけで
 一生頑張る時代じゃないしなって
 気がついて、
 心が決まりました。
- ――
- せっかく転職するなら、
 まったく違う道での
 チャレンジって
 選択肢はなかったんですか?
- 村上
- それはないですね。
 積み上げてきたものが
 ゼロになっちゃうでしょう。
- ――
- ゼロに。
- 村上
- たとえばですよ。
 うち、実家が床屋を
 やってるんですけど。
- ――
- ええ。
- 村上
- うちの床屋を継ぎたい!
 理容師になろう!って
 言い出したら、
 これまでの設備に関する
 知識も経験も
 役に立たないですよね。
- ――
- そうかもしれないです。
- 人事
- 
とってきた資格も
 使えない。
- ――
- まったく別の勉強が要ります。
- 村上
- ですよね。
 そういうのが、私は
 あまり好きじゃないんです。
 積み上げてきたものを
 活かしたいタイプなんですよね。 
- ――
- じゃあ逆に、
 転職してきたいまは、
 自分の持っているものを
 生かしてガシガシ活躍してやろうって
 気持ちでしょうか。
- 村上
- そこは難しいかもしれないなぁ。
 積み上げてきたものは
 活かしたいけど、
 ここでは、
 初めてという姿勢も
 大切にしたい。
 そうですね。
- ――
- どういうことでしょう。
- 村上
- 慣れちゃったら、
 それは驕りにも
 つながるかもしれないから。
- ――
- そうですね。
- 村上
- 気持ちとしては、
 ヒヨッコですよ。
 設備の会社自体は10年目ですけど。
 社会人1年目と同じく、
 新鮮な気持ちで勉強し直して、
 たくさん吸収しようと
 思ってます。家にいるときは家族との時間なので、
 仕事の話も愚痴も嫌なんです。
- ――
- 仕事をする上での
 ポリシーや自分ルール
 みたいなものはありますか?
- 効率を考えて、
 つねに最短ルートを
 選ぶことですね。
- ――
- せっかちだから?
- 村上
- ってだけではなくて。
 現場はやっぱり、
 スケジュールにシビアなんです。
 納期は絶対。
- ――
- そうですよね。
- 村上
- 当然ですよね。
 竣工予定の日にビルがなかったら、
 たとえばそこにオフィスが
 入る予定だった会社さんは
 どうなるんだって。
- ――
- ええ。
- 村上
- 業務が始められない。
 搬入予定だった家具や什器の
 行き場がない。
 損害が大きすぎますよね。
- ――
- そのとおりです。
- 村上
- だから、スケジュールは絶対。
 つまり現場って、
 余計なことでモタモタしている時間は
 ないんですよね。
 効率的に、
 できることを最短で
 終わらせないといけないんです。
- ――
- よくわかりました。
- 村上
- 個人的なルールでいうと
 もうひとつあります。
- ――
- どんなことですか?
- 村上
- 夕方、退社する前に、
 必ずデスクの上を
 キレイにすることです。 
- ――
- それはなぜでしょう。
- 村上
- いつ死んでもいいようにですね。
- ――
- いつ死んでも……??
- 村上はい。
- ――
- もう少しわかりやすく
 お願いしてもよろしいでしょうか。
- 村上
- 死ぬっていうと、
 大げさかもしれないですが(笑)。
 ただ、人間なので、
 いつ何があるかわかんない。
- ――
- そうですね。
- 村上
- 死とはいわずも、
 急に病気になるかもしれないし、
 電車が遅れて
 遅刻するかもしれないでしょう。
- ――
- はい。
- 村上
- そのときは、
 「代わりに書類届けて!」とか
 「会議で説明だけお願い!」って
 ことになる。
- ――
- 代理の人に
 お願いしますね。
- 村上
- そのときデスクに
 ものが積み上がっていたり、
 PCのフォルダが
 全く整理されてなかったら。
- ――
- 探すだけで
 とても時間がかかりますね。
- 村上
- そうそう。
 そういう時間のムダはよくない。
 整理整頓をすることで、
 もしものときでも
 効率が上がるんですよ。
 あと、片付けてから帰ると
 オン・オフの切り替えも
 しやすいですしね。
- ――
- 仕事終わったぞ、と思う合図。
- 村上
- そうです。
 家に帰ったら、家族との時間。
 仕事のことを考えていたり、
 愚痴が出るのは嫌いなので。
 切り替えてから
 帰ることにしています。 接している時間が長いほど、 接している時間が長いほど、
 仕事はしやすくなりますから。
- ――
- TAKEMURAはみなさんは、
 プライベートでも
 仲がいいイメージなのですが。
- 村上
- そうですね、そう思います。
- ――
- 村上さんのように、
 切り替えたい、効率的に仕事をしたい、
 という方は、
 飲み会などは嫌だったりしますか?
- 村上
- いえいえ。全然です。
 積極的に参加していますよ。 
- ――
- そうなんですね!少しだけ意外です。
- 村上
- 色んな考えがあるでしょうが、
 私はプライベートな関わりにも
 意味があると捉えています。
- ――
- では飲み会にも積極的に参加を?
- 村上
- もちろん。
 飲み会もですし、
 最近では休日に
 みんなでゴルフをしました。
- ――
- プライベートな関わりには
 どんな意味があると考えていますか?
- 村上
- やはりコミュニケーションが
 取れることに
 意味があると思います。
 とりあえず顔を出すだけでもいい。
- ――
- 顔を出すだけでも。
- 村上
- 接している時間が長いほど、
 話しかけやすくなるじゃないですか。
 それ、仕事にも還元されるんですよ。
 相談し合ったり、サポートし合ったりが、
 コミュニケーションでとてもやりやすくなる。
- ――
- 考えたことない視点でした。
 合理的です。
- 村上
- そうですよ。
- ――
- まだ入社3ヶ月
 とのことでしたが、
 これからのキャリアプラン
 はありますか?
- 村上
- 現場代理人になりたいですね。
- ――
- みなさん目指される
 ポジションですよね。
- 村上
- そうです。
- ――
- 理想の現場代理人像は
 ありますか?
- 村上
- お金の管理ができる
 ってことですね。
- ――
- お金の管理。
- 村上
- 現場代理人の「代理人」って、
 誰の代理かご存知ですか?
- ――
- 教えて下さい。
- 村上
- 社長の代理ってことなんです。
- ――
- 現場に社長の代理で居る人。
- 村上
- そう。
 だから社長と同じ目線で
 現場を動かさないと
 いけないですよね。
- ――
- ええ。
- 村上
- 現場の雰囲気をよくするとか
 指示を出すとかだけじゃなく。
 現場で利益を生み出して、
 事業として
 成功させていくことが必要なんです。
- ――
- たしかにそうです。
- 村上
- じつはお金の管理って、
 もっとも難しい仕事だと思っていて。
 だからこそ、
 それができるようになることが、
 いい現場代理人になる
 ってことなのかなと
 思っています。
- ――
- なるほど!
 合理と効率がなぜ大切なのかが
 見つけられるインタビューでした。
 ありがとうございました! 

半年くらい迷ったけど、
ひとつの会社にずっといる時代じゃないなと。
ひとつの会社にずっといる時代じゃないなと。


業界10年目の、ヒヨッコです。