古い業界変えるのって
若手の力見せてやれるところでしょ?
若手の力見せてやれるところでしょ?
[ プロフィール ]
総務部
古川 陽一
商業高校を出て、大学では福祉を専攻。 簿記の資格を生かした仕事につくため、
総務部で経理の仕事へ。
飲み会のない日はいつも6kmランニングをする、
ストイックで秘めたアツさを持っています。
- ――
- はじめまして。
よろしくお願いいたします。 - 古川
- あ、はい。
お願いします。 - ――
- 古川さんは、寡黙で、
でも面白い方だって、
先ほど他の社員さんから
聞きました! - 古川
- どうでしょう。
周りからはよく
「冷めてるね」と言われます。 - ――
- アツくなる瞬間はないですか?
- 古川
- ないですね。
踏みとどまって、考えます。 - ――
- そうなんですね。
- 古川
- この年なので、
アツくなってばっかいても。 - ――
- あ、はい。
- 古川
- 現実見ないとね。
- ――
- はい……。
- 古川
- さ、始めましょう。
- ――
- 古川さんは
入社2年目なんですね。
最初に、TAKEMURAへの
志望動機を教えてください。 - 古川
- 望む働き方と、
会社の成長性と、
自分のやりたい仕事の
3つが大きなポイントでした。 - ――
- 雰囲気!とかじゃないんですね。
- 古川
- 地に足つけて、
ちゃんと考えてます。 - ――
- 古川さんっぽいです。
ひとつずつ、
詳しく教えて下さい。 - 古川
- まず働き方は、
転勤がなく、ある程度固定された
業務に取り組めることですね。 - ――
- 最近の学生さんは
転勤の有無を
重視する人も多いですよね。 - 古川
- それから、成長性。
TAKEMURAは
100年以上続いてきた会社で、
現在は新しいリノベーション事業も
大きく拡大中。
成長性の見込める
会社だなと思いました。 - ――
- なるほど。
- 古川
- 最後に、
やりたい仕事かどうかは
かなり重要視しました。 - ――
- どんな基準が?
- 古川
- 僕、高校は商業高校を
出てるんです。
その際に簿記の資格をとっていて。
資格を活かしたくて、
経理職に就けるところを探していました。 - ――
- 資格を武器にするのは
たしかに大事ですね。
地に足ついてる。 - 古川
- でしょう。
- ――
- 経理職自体は
ほとんどの会社にありますが、
その中でも
TAKEMURAだったのは
理由がありますか? - 古川
- それはやっぱり
先ほど挙げた成長性と……。 - ――
- ……と?
- 古川
- 本社の建物がオシャレだったので。
- ――
- (そこはあんまり理屈ないんかい!)
- 古川
- 壁面緑化とかしてて。
オシャレです。 - ――
- (オシャレ!2回目!)
- 古川
- なんかそういうオシャレさに
ピンと来ました。 - ――
- (オシャレしか印象に残ってない!)
そうなんですね。 - 古川
- あとは、シンプルに。
形に残る仕事っていいな
という気持ちもありました。 - ――
- いま所属している総務部とは、
どんな部署ですか? - 古川
- ほんとそれ、
みんな聞くんですよ! - ――
- 総務って何?と。
- 古川
- そう。
総務って頑張ってるのに、
全然知られてないんですよね。 - ――
- ぜひここで仕事内容を
アピールしてください。 - 古川
- 何でもやるんです、総務って。
事務用品の見直しをして
経費を削減することから、
経営のサポートまで、幅広い。 - ――
- 多様ですよね。
- 古川
- 総務部の中でもいろいろあって、
総務としては経費削減や業務の効率化。
経理だと会社全体のお金の管理。
人事だと採用活動もしますし。
福利厚生を考えたり
給与計算なんかも僕たちの仕事です。
言い切れないくらいありますね。 - ――
- 多い!
その中で、
古川さんはメインでは経理を? - 古川
- そうですね。
メインは経理なので、
請求書の処理や会計ソフトの入力、
決算など、
お金の面を管理しています。 - ――
- 現場に出られていたことも
あったんですか? - 古川
- 入社後いちどは
全員現場に配属されるので、
僕も4ヶ月ほど
現場を経験させてもらいました。 - ――
- 本当は経理なのに
現場役に立つのかな〜?って
思ったりしなかったですか? - 古川
- そんなことないですよ。
結局経理は各現場の
書類やお金に関して、
取りまとめる立場なので。 - ――
- だから現場は重要?
- 古川
- はい。
現場での書類作成が
どんなふうに行われて、
どんなふうにお金が必要になるのか
直接見れるのは
とても勉強になりました。 - ――
- なるほど。
現場でしか見られないことも
ありますもんね。 - 古川
- あと、
本社だと絶対経験できない
職人さんとのやりとりとか。 - ――
- 職人さんとですか。
- いろんな職人さんが
いるんですけど。
シラハマさんって方が
印象的だったなぁ。 - ――
- どんな方なんですか。
- 職人歴長そうで、
色黒で、ひげをたくわえてて、
眉毛も細くて。
一言で言うとおっかない。 - ――
- ちょっとこわそう。
- そう。
おっかないと思ってて。
その人から、
現場の最終日に
呼び出されたんですよ、僕。 - ――
- えーっ。
- なんだなんだと。
そしたら、
お疲れ様だったなって
焼肉おごってくれたんです。 - ――
- めちゃいい話だった!(笑)
- 古川
- 仕事は、続けるなら本気で、
そうじゃないなら早めに転職
って教わりました。 - ――
- 現実的で的確な教訓です。
- ーー
- 古川さんはいま、
どんな仕事をしているときに
アツくなりますか? - 古川
- アツくはならないです。
- ――
- そうでした。
質問を変えます。
どんな仕事に、
意欲的に取り組んでいますか? - 古川
- 業務革命です。
- ――
- 革命。血が流れますね。
- 古川
- 流れません。
- ――
- すみません。
続けてください。 - 古川
- 建設業界って、
変わろうとしながらも
まだまだ古い体質の部分も多いんです。
紙媒体でやりとりをしていたり、
手書きで提出する書類が多かったり。 - ――
- 他の会社さんだと
どんどん減らしている領域。 - 古川
- そうですよね。
そういった慣習や古いシステムを
変えていきたいんです。
できるところから、IT化、効率化。
人の負担を
減らしていきたいんです。 - ――
- それは古川さんの
得意分野なんですか? - 古川
- 新しい物を取り入れるのって、
若手の方が得意なのかなと。
業界を変えようとするのは、
案外若手が
活躍できる場面じゃないですかね。 - ――
- そうなんですね。
たしかに歴が長いほど
「そういうもの」という思い込みで
変われなかったり
するかもしれないですもんね。 - 古川
- そう。
みんな疑問に思ってないことでも、
僕が入社したときは
驚いたことだらけでした。 - ――
- 紙媒体や手書きだから?
- 古川
- 社用携帯が
スマホじゃなくてガラケーなところも。
あのパカパカするやつですよ?
信じられます?パカパカですよ? - ――
- パカパカ。
- 古川
- 作業着もストレッチの
きかない素材だし。
作業着なんだから
動きにくくてどうするんだって。 - ――
- ストレッチ。
- 古川
- いきなり時代の最先端に
行きたいってわけじゃないんです。
でも、そういう小さいところから、
組織って変わる。業界も変われる。 - ――
- 業界を変えるところまで
考えているんですね。 - 古川
- いまはかなり
言われなくなっては来ましたが、
「3K」と呼ばれていた
この業界のイメージって、
そういう小さい変化を
たくさんすることから
変わると思うんですよね。 - ――
- 最近では
採用活動のお仕事も
されているんですね。 - 古川
- そうですね。
人事のお手伝いとして
始めました。 - ――
- 具体的にはどんなことを?
- 古川
- 説明会やインターンの担当と、
現場見学会なども行っています。 - ――
- じゃあ
このインタビューを見て来た
学生さんが説明会で、
「あ!あのインタビュー出てた人だ!」
ってなりますね。 - 古川
- そうかもしれませんね。
自分もまだ採用は始めたばかりなので、
勉強中です。 - ――
- 目下、どんなことを勉強していますか?
- 古川
- 僕は大学も文系だったし、
総務部なので、
やはり設備や建築の知識が
まだ足りないかなと。
理系学部の学生さんとの
やりとりでは、
答えきれないと感じる部分も多いので、
頑張らないといけないですね。 - ――
- 学生さんに
ぜひ伝えたいことはありますか? - 古川
- 採用サイトで言うのも
変ですが……。 - ――
- 大丈夫です。
- 古川
- いまって、
ネットで情報がある程度
得られちゃうんですよね。
この採用サイトもそうですけど。 - ――
- そうですね。
結構社員の生の情報を
意識しています。 - 古川
- そう。
でも、それで
満足しないでほしいというか。 - ――
- はい。
- 古川
- ネットで得られる情報が
増えたからこそ、
ネットで得られない情報が
本当に大事になってると思うんです。 - ――
- 得られない情報。
- 古川
- たとえば、直接人の話を聞くこと。
自分では検索しないような
思いも寄らない出会いを経験すること。
そういうことを大事に、
柔軟に考えてみてほしいです。 - ――
- 何でも調べられると、
逆に偶然の発見がないですもんね。 - 古川
- そう。違うって感じたら、
あとからその選択肢は
消せばいいんですから。
まずはフットワーク軽く。
いろんなものに目を向けて
吸収することを
考えてみてほしいですね。 - ――
- そうですね。
スマホで何でも調べられる時代の
教訓だと思います!
ありがとうございました。
本社の建物も、オシャレだったし。
現場最終日、職人さんから呼び出されたんですよ。
3Kは、小さな業務革命から変えられるんです。
違うって思ったら、
あとから選択肢を消せばいいだけ。
あとから選択肢を消せばいいだけ。